オートメーションインターフェイス
オートメーションインターフェイスを使用することで、ユニバーサルのレーザーシステムを自動化生産環境に組み込むことができます。プログラム可能な入力とイベント駆動型の出力を強力なユーザーインターフェイスと組み合わせることにより、多様な自動化用途にレーザーシステムをシームレスに応用できます。ユニバーサル独自のこのオプションは、ユーザーに次のような利点をもたらします。
- 外部レーザーシステムの包括的な制御
最大8つの異なるレーザーシステム機能を、プログラム可能な入力で開始します。 - 外部機器をレーザー加工に統合
イベント駆動型のプログラム可能な出力を使用し、最大2台の外部機器に対して制御または信号の発信を行います。
外部レーザーシステムの包括的な制御
自動化生産環境におけるユニバーサルのレーザーシステムの制御は、オプションのオートメーションモジュールを使用して実施します。
6つのデジタル入力が、ユニバーサルコントロールパネル(UCP)またはレーザーシステムマネージャ(LSM)からアクセスするオートメーションコントロールパネルから利用可能です。これらの入力は、PLC、またはマイクロコントローラからの各種スイッチ、リレー、またはデジタル論理信号を介して開始可能で、異なる光源から異なるレーザーシステム機能をフレキシブルに制御することができます。オートメーションコントロールパネル
入力接続性の代表的な概略図
プログラム可能な入力は、ホストコンピュータの画面上にカスタマイズされたメッセージを表示するだけでなく、以下に示す主要レーザーシステム機能を包括的に制御するように割り当てることができます。ユーザーのオートメーションのニーズに合わせて、機能の遅延も含めることができます。これにより、他の機器、コントローラ、そして遠隔ユーザ入力を介して、ユニバーサルのレーザーシステムを完全に制御することが可能になり、ユーザにとって高い利益となります。
各種入力機能
外部機器をレーザー加工に統合
ユニバーサルのレーザーシステムと連働する外部機器の制御については、オートメーション管理パネルの出力イベント部分で簡単に行うことができます。2つの出力は、以下に示すように、レーザーシステムイベントにより駆動されます。
レーザーシステム出力イベント
各出力は、制御されるデバイスの要件に応じて、クローズドまたはオープン回路を提供することができ、完全にフレキシブルなデバイス環境を実現することができます。
出力接続性の代表的な概略図
オートメーションインターフェイスにより、エアームーバー、バルブ、コンプレッサー、信号灯、可聴アラームなどの電気機械デバイスが制御できるようになり、ユーザーの利便性を高めます。出力はPLCへのデジタルシグナル、あるいはコンベアーベルトのインデックス付けやピックアンドプレース式シーケンスの開始のような製造セル内の様々な複雑な制御機能の開始するためのマイクロコントローラーとしても使用されることができます。
レーザーシステムの加工領域への直接アクセスが望ましい場合には、ユニバーサルのクラス4変換モジュールを使用して、オートメーションインタフェイス機能を増大することができます。ユーザが直接手を触れることなく、部品および材料の自動装填および取外しを行うことができます。