鉛またはクリスタルガラスには、重量で18～40%の一酸化鉛（PbO）が含まれています。鉛クリスタルガラスは、他のタイプのガラスよりも屈折率、分散率、密度が高く、装飾外観用途に好ましいガラスです。鉛クリスタルのレーザー加工は、10.6または9.3ミクロンのCO₂レーザーを使用して行うことができ、加工品質に大きな差はありません。鉛クリスタルガラスをレーザーマーキングすると、コントラストの低い、滑らかで均一のマークが形成されます。または、ディザリングを使用して表面を微小破壊することで、つや消しされた均一のマークが形成されます。鉛クリスタルガラスをレーザー彫刻すると、深さがある滑らかなマークとなり、溶解しているような外観になります。