発見

ユニバーサルによる革新

MultiWave Hybridテクノロジー

MultiWave Hybridテクノロジーを導入することで、利用できるレーザー波長の幅が広がり、プラスチック、ゴム、木材、金属などの大半の材料をレーザー加工できるようになります。この独自のテクノロジーを利用することで、3つの異なるレーザー波長を1つのレーザーシステムで走らせることができ、次のような利点があります。

  • レーザー加工の可能性を拡大
    デュアルレーザー能力により、単一レーザーシステムの17倍以上多いレーザー構成を使用できます。
  • 幅広い材料に対応
    3つの異なるレーザー波長から選ぶことができるため、利用できる材料の幅が大きく広がります。
  • 使いやすさ
    ユニバーサルの材料データベースは、システムに組み込まれているレーザー波長を自動的に認識し、その波長に最適なレーザー設定を適用します。
  • 非常に高い生産性
    ユニバーサルのRapid Reconfigurationを使用すれば、加工する材料に合ったレーザーをすばやく組み込むことができます。
  • 投資利益率を最大限に高める
    最適なレーザー波長と最大出力でMultiWave Hybridプラットフォームを再構成できるため、他の種類の材料を加工する場合にレーザーシステムを新しく購入する必要はありません。

  • MultiWave Hybridテクノロジーの仕組み

    MultiWave Hybridテクノロジーでは、ユニバーサルが提供する3つすべてのレーザー波長に対応する特殊設計の光学品を使用しています(以下の画像を参照)。こうした独自の光学品を使用していることから、加工する材料に最適なレーザー波長を選択することが可能となり、単一のレーザーカッター、彫刻機、およびマーカーで加工できる材料の幅が大きく広がります。

    ユニバーサルのレーザー全ラインアップ

    MultiWave Hybrid技術を活用するためのアライメント済みの交換可能なレーザー光源

  • レーザー加工の可能性を拡大

    デュアルレーザー機能を搭載したレーザーシステムにより、単一レーザーシステムの17倍以上多いレーザー構成を使用できます。さらに、レーザー出力と波長を独自に組み合わせることで、用途に合った最適なレーザー加工ソリューションを構成することもできます。この柔軟性レベルの重要性は、強調してもしすぎることはありません。以下の用途において最適な結果を得るには、レーザー光源を次のように独自に組み合わせる必要があります。


    • 炭素繊維強化プラスチックのレーザー切断:75Wの10.6µmレーザーx 1と50Wの1.06µmレーザーx 1
    • マルチ素材ラミネートのレーザー切断:50Wの10.6µmレーザーx 1と50Wの1.06µmレーザーx 1
    • 柔軟性の高い回路構成のラピッドプロトタイピング:75Wの10.6µmレーザーx 1と30Wの9.3µmレーザーx 1と50Wの1.06µmレーザーx 1
    • 薄膜材料の選択的レーザーアブレーション:50Wの10.6µmレーザーx 1と50Wの1.06µmレーザーx 1
    • シリコンウェハーのレーザー切断:75Wの10.6µmレーザーx 1と50Wの1.06µmレーザーx 1
    • シングルおよびデュアルレーザーMultiWave Hybrid™システム構成用に利用可能な
      出力及び波長の組み合わせの数々
      シングルレーザー対デュアルレーザーMultiWave Hybrid™構成
  • 幅広い材料に対応

    使用に最も適したレーザー波長は加工する材料の種類によって決まります。10.6µm波長のCO2レーザーは、プラスチック、ゴム、木材などの大半の有機材料に最適です。9.3µm波長のCO2レーザーは、PETやKapton®などの特殊材料に最適です。1.06µm波長のファイバーレーザーは、スチール、アルミニウム、真鍮などの金属の加工に最適です。

    10.6 µm CO2レーザーを使用してレーザー切断されたDelrin™

    10.6 µm CO2レーザーを使用してレーザー切断されたDelrin

    9.3 µm CO2レーザーを使用してレーザー切断、ドリル、およびマーキングされたKapton™

    9.3 µmCO2レーザーを使用してレーザー切断、穴あけ、およびマーキングされたKapton

    1.06 µmファイバーレーザーを使用してレーザーマーキングされたステンレス鋼。

    1.06μmファイバーレーザーを使用してレーザーマーキングされたステンレス鋼

  • 使いやすさ

    ユニバーサルの先端材料加工センター(AMPC)には、前述の3つのレーザー波長を使用した何百もの材料の加工に備えて、レーザー設定が最適化されています。レーザーシステムはどの波長が組み込まれているかを認識し、その波長に対するインテリジェント材料データベースウィンドウを自動的に表示します。ユーザーは、表示されたインテリジェント材料データベースから材料の名前を選ぶだけです。次にデータベースは、組み込まれているレーザー波長を考慮したうえで、選択した材料のレーザー加工に最適な設定を自動的に算出します。

  • 非常に高い生産性

    MultiWave Hybridテクノロジーにより、加工する材料に合ったレーザー波長と出力を選択することができます。レーザーは数秒で組み込むことができ、特別なトレーニングやツールは必要ないため、各用途に最適なレーザー波長と出力をお選びいただけます。

  • 投資利益を最大限に高める

    Multiwave Hybridテクノロジーにより、各用途に最適なレーザー波長と出力を使用して、プラットフォームを再構成することができます。このため、用途別にレーザーシステムを新たに購入する必要がなくなり、コストの削減につながります。